無料ダウンロード近代発明家列伝――世界をつないだ九つの技術 (岩波新書) pdf

近代発明家列伝――世界をつないだ九つの技術 (岩波新書)

によって 橋本 毅彦


3.7 5つ星のうち(3人の読者)

無料ダウンロード近代発明家列伝――世界をつないだ九つの技術 (岩波新書) pdf - 内容紹介 大航海時代から産業革命を経て交通と通信の革命が到来する。世界を制するとは時間と空間を制することだった。世界時間が定まり、エンジンを搭載した輸送機械が作られ、電話と無線が地球全体をつなぎ、現代世界が生まれた。ワット、エジソン、ベル、ライト兄弟ら、鍵となった九つの技術をめぐる発明家の苦闘と意外な結末を描く。 内容(「BOOK」データベースより) 大航海時代から産業革命を経て、交通と通信の革命が到来する。世界を制するとは、時間と空間を制することだった。世界時間が定まり、エンジンを搭載した輸送機械が作られ、電話と無線が地球全体をつなぎ、現代世界が生まれた。ワット、エジソン、ベル、ライト兄弟ら、鍵となった九つの技術をめぐる発明家の苦闘と意外な結末を描く。 商品の説明をすべて表示する

近代発明家列伝――世界をつないだ九つの技術 (岩波新書)の詳細

本のタイトル : 近代発明家列伝――世界をつないだ九つの技術 (岩波新書)
作者 : 橋本 毅彦
ISBN-10 : 4004314283
発売日 : 2013/5/22
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 19.55 (現在のサーバー速度は26.73 Mbpsです
以下は 近代発明家列伝――世界をつないだ九つの技術 (岩波新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
「最初に取り上げる3人――18世紀イギリスのハリソンとワット、19世紀イギリスのブルネル――は、それぞれ世界航海用の時計、改良型の蒸気機関、巨大な蒸気船を生み出した。それらは時間、動力、空間に関わる技術であり、地球規模で一体化した今日の世界を作り出す先駆けとなった。/次に取り上げる3人――エジソン、ベル、デフォレスト――は19世紀後半から20世紀にかけてアメリカで活躍し、音声や通信の技術に革命をもたらした。エジソンは蓄音機と活動写真を、ベルは電話を、そしてデフォレストは無線技術発展の鍵となった三極真空管を発明した。それらは遠隔の人々をつなぎ、人々のメッセージや歌声を記録し、伝達することを可能にした。……最後に取り上げる3人(正確には4人)――ドイツのベンツ、アメリカのライト兄弟、ドイツからアメリカに移住したフォン・ブラウン――は、現代人の活動する範囲を飛躍的に拡大させる交通技術をもたらした。ベンツは自動車を、ライト兄弟は飛行機を、そしてフォン・ブラウンはロケットを、発明あるいは実用化した。地上のくまない物流を促し、人々の距離感覚を一気に縮め、人間を宇宙空間へと飛翔させる技術を彼らは生み出した」。「空間の征服」、「時間の征服」というテーマに則って10名の発明家をコレクトした試みそれ自体は非常に面白い。実践知としての「発明家」から、理論知としての「科学者」への転換期のあだ花としてのエジソン描写などもなるほどと唸らされる。ただし、総じてみれば、テーマ史的に揃えてみたその肝心のインセンティヴが今ひとつ見えてこない。極端に言えば、各人の生涯について知りたければ、本書のような簡潔なダイジェスト形式ではなく、参考文献として引用される各々を集中的に取り上げたテキストを参照する方がよほど効果的に違いない。あえてテーマに従って人選が施されたからには、その主題上でどのように各人の発明が絡み合っているのか、という相互作用をめぐる描写を期待したいところ、しかしそのような願望が満たされることはあまりない。これでは、辞典からランダムに有名どころをチョイスしてその小伝を並べているのとさほど大差がないように思えてならない。記述のクオリティそれ自体が劣悪ということはまるでない。ただし、本書独自の狙いとしているはずのところが空回りしている以上、他の類書に比して推奨すべき別段の根拠をこれといって見出すことができない。

0コメント

  • 1000 / 1000