人類大移動アフリカからイースター島へ (朝日選書)
によって 印東 道子
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人類大移動アフリカからイースター島へ (朝日選書)電子ブックのダウンロード - 内容紹介 二足歩行を始めた人類は、発生の地アフリカを出る旅により、飛躍的な進化を遂げた。極寒のシベリアを越えアメリカ大陸最南端へ、太平洋の島伝いに孤島イースターへも広がった。ネアンデルタールとクロマニョンの出会いは?日本列島にはどのように渡ってきたのか?世界各地での遺跡調査や、人骨、DNA分析など、人類学、考古学、遺伝学の成果でたどる、地球全体への拡散の軌跡。研究最前線の執筆陣が、わかりやすい文章と図版多数で解説する。 赤澤威「ホモ・モビリタス700万年の歩み」(1章) 海部陽介「アジアへの人類移動」(2章) 関雄二「最初のアメリカ人の探求」(3章) 印東道子「海を越えてオセアニアへ」(4章) 斎藤成也「DNAに刻まれたヒトの大移動史」(5章) 西秋良宏「新人に見る移動と現代的行動」(6章) 赤澤威「ネアンデルタールとクロマニョンの交替劇」(7章1節) 松本直子「縄文人と弥生人」(7章2節) 印東道子「オセアニアの狩猟採集民と農耕民」(7章3節) 山極寿一「ヒトはどのようにしてアフリカ大陸を出たのか」(8章) 〔コラム〕 佐々木史郎「人類はなぜ極寒のシベリアを目指したのか」 米田穣「化学で読み解く過去の人びとの移動」 菊澤律子「言葉から見た人類移動」 印東道子「家畜のDNA研究と人類移動」 石田肇「骨が語る人類移動」 松村博文「歯が語る人類大移動」 内容(「BOOK」データベースより) 類人猿からわかれ、700万年前に二足歩行を開始した人類。故郷アフリカを出る旅により進化を重ね、20万年前に誕生したわれわれ現代人の祖先、ホモ・サピエンス(新人)が地球全体に広がった。熱帯雨林を出て陸伝いに氷期のユーラシア大陸、アメリカ大陸、海路でオセアニア、イースター島へと、未知なる環境へ積極的に乗り出した。なぜ移動は可能だったのか?どんな能力を身につけたのか?ネアンデルタール人とクロマニョン人、縄文人と弥生人…異なる集団との出会いは?最新の研究成果でよみがえる大移動のあしあと。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 印東/道子 東京都生まれ。ニュージーランド・オタゴ大学人類学部博士課程修了、Ph.D.(人類学、オタゴ大学)。国立民族学博物館民族社会研究部教授ならびに総合研究大学院大学教授。専門はオセアニア考古学・人類学。1973年以降ミクロネシアを中心に発掘調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
人類大移動アフリカからイースター島へ (朝日選書)の詳細
本のタイトル : 人類大移動アフリカからイースター島へ (朝日選書)
作者 : 印東 道子
ISBN-10 : 4022599863
発売日 : 2012/2/10
カテゴリ : 本
ファイル名 : 人類大移動-アフリカからイースター島へ-朝日選書.pdf
ファイルサイズ : 28.37 (現在のサーバー速度は24.11 Mbpsです
以下は、人類大移動アフリカからイースター島へ (朝日選書)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
人類が地球上のほとんどの陸地に広がった唯一の動物だということ、そして、それがどうして可能になったのかがわかりやすく書かれていてこの値段!お買い得だった!専門の研究者が各章を書いているので最新の成果がわかるし、わかりやすく書かれていたのでひさしぶりに一気読み!最近この手の本は多いが、考古学者や遺伝学者が一人で書いている本が多く、自分の専門外のところはインスタントな記述で終わっている本が多い。その点、この本は知りたいと思うトピックが章になっていて、それぞれを専門家が最新のデータを使って書いているから相当に濃い内容だ。ゴリラ研究者の山極寿一氏が、人間の移動について書いているのも新鮮だった。世界各地で考古学やら遺伝学やらの新発見が毎年のように報告されているので、それをまとめるとどこまでわかっているのかがわからなくなっていたけど、この本でだいぶわかった。人間が一緒に連れて移動した動物の遺伝子から移動ルートがわかるなんてびっくり。まだ解明されていないこともたくさんあることもわかって、ますます興味がわいてきた。考古学好きの人にはもちろんだけど、人間がなぜ地球の隅々まで移動していったのかが不思議で興味ある人におすすめの本です。表紙デザインも人骨が地球上を歩いていてとてもしゃれています。
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